葉酸は厚生労働省や母子手帳でも推奨

近年、妊娠を考えている女性に必要な栄養素として葉酸が注目されています。この栄養素は厚生労働省が平成12年に先天性異常である神経管閉鎖障害発症のリスクを減少させるために、妊娠の可能性がある女性に葉酸の摂取を勧めるようにと各機関等に呼びかけています。

 

神経管閉鎖障害とはこの栄養素が不足したことで、生まれてくる赤ちゃんに脳や脊椎に異常が見られる症状です。葉酸はDNAを作る核酸の合成やタンパク質、血液を造る働きがあり、胎児の成長にとって重要な栄養素です。このため妊娠1か月前から妊娠初期の3か月までの摂取が特に大切です。

 

2002年からは母子手帳にも摂取の必要性が記載されており、妊娠初期だけでなく、妊娠期間中や授乳中も取り続ける必要があります。葉酸はほうれん草やブロッコリー等の緑黄色野菜やイチゴや柑橘類等の果物、納豆等の豆類、レバー等に多く含まれています。

 

しかし加熱に弱く、水溶性のビタミンなので栄養分の約半分が水に溶けだしてしまいます。野菜や果物から十分な摂取量を摂取できない場合はサプリメント等で不足分を補う必要があります。妊娠前と妊娠初期、妊娠中や授乳中は摂取量がそれぞれ異なるので不足したり、過剰にとることなく適量を摂取するように気を付けましょう。この栄養素は先天性異常のリスクを減少させるだけでなく貧血の予防にもなります。生まれてくる赤ちゃんとお母さんの身体にとって大切な栄養素です。